こんにちは。
夏休みの宿題『自由研究』を発表します。タイトルは『あじさいの水揚げ』です。

あじさいはお店でも人気が高い切り花ですが、
季節になるとあちこちで咲くので、花屋さんの間では
「あじさいの咲く季節は切り花が売れない」とも言われたりします。
でもね。庭で切り取ったあじさいを花瓶に入れてもうまく水が上がらない!
なんてご相談もうけたりするくらい水揚げに少々手こずるお花です。
じゃあ、どうするん?それはなんでなん?を解説します。
それでは早速。

①先ずは切り口

②わかりやすいように色水に着けました。

③しばらく経った切り口がこちら。あじさいの茎の中にある綿の周りが赤いのがわかりますか?そう!これが、あじさいの道管です。赤く染まった所から水を吸い上げてます。
それに対し綿の部分は染まらないことから水の吸い上げに役割を果たしてないことがわかります。

④写真ように茎の切り口を長めに切って綿を取り出します。その際には茎の内側を少し傷つけるくらいがちょうど良いです。
また、茎の表面もナイフなどで皮をむく感じに削ります。たとえば人参の皮をむく感じ。

⑤再び色水に着けます。

⑥ナイフで削った茎が赤く染まっている内側と外側です。
色水に染まって道管の様子がわかりやすくなっていると思います。
吸い上げの表面積を広げてあげることで効率よく水を吸い上げやすくします。
少しの工夫で切り花は長く楽しめます(о´∀`о)
ではまた。

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